ワークショップ2B&H

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八戸ワークショップ

二日間にわたる八戸ワークショップ無事終了。屋久島の時もそうだったけれど、普通に旅行に行くよりも数十倍も濃い。八戸が身近になった。初日は写真についてのトークショー。寒い中会場となった写真スタジオは超満員。お客さんが集まった頃合いで、まずは八戸ウクレレバンドのお出迎え。僕もウクレレをーやっているから編成やアレンジに興味津々。トークショー前のウクレレは合う(笑)十分あったまったあとに僕の体験と現在の写真の流れ、そして記念写真のこと。いつも撮っている家族写真やアルバムについて。「記念写真は引いて撮る」の意とは何か。いつそれを消費するかで求められるものが違う。撮った写真をどうするか。その後は休憩を挟んで皆さんの質問に答える形で1時間、あっと言う間に予定時間を過ぎた。トークショーを何度もやっていると、聴いている人が興味を持っているかどうかがダイレクトに伝わってくる。普通は寄せたり引いたりするのだが、今回は聞き手のエネルギーみたいなものがつたわってくる。だからこちらもどんどん話すことが出てくる。翌日は12名を対象に実際に撮影のワークショップをおこなった。会場としてお借りした一軒家をカフェに素晴らしい光が差し込んでいて僕が常々言っている「フェルメールライン」がバッチリ出ていた。 そこをマニュアル露出で撮ってもらう。すると信じられないほど美しい写真が撮れるから参加者から驚きの声があがる。カフェにはフェルメールラインの出る場所がたくさんあるのだけれど、露出の値はいつも一緒。その場の露出はいくらか、ではなくて、ひとつの露出で撮れる場所はどこかを見つけてもらう。その後は外に出て同じことをする。「太陽が出ている時の露出はひとつ」を実感してもらった。どちらもキーワードは「あったかい場所撮って」。これにつきる。ストーブを引き合いに出して「近づくと熱いけれど、ちょっと離れるとちょうどよくあったかいところがある。でもそこを離れると急に寒くなるでしょ。光にも気持ちの良いあったかい場所があるよ」これは北の国の人にはよくわかってもらえたようだ。後半は皆さんの写真をモニターに写して話すのだけれど、良く写っているとか、もうちょっととかではなくて、何を見ているかの話をした。バラエティにとんだ写真を楽しむことができた。終了後も話はつきず、コーヒーを飲みながら日が暮れるくらいまで続いた。屋久島、札幌、八戸とワークショップをやるたびにいつも本当によくしてもらって感激してしまう。写真やっていてよかったな。今回企画してくれた方は、数年前に毎週2Bに通ってくれていた。毎週の交通費と移動時間は相当なものだ。その彼が「2Bに通ってよかったから、八戸でもやってもらいたい」と声をかけてくれた。八戸では無名の僕のワークショップに人を集めるのは相当大変だったはず。けれど彼のおかげで満席状態だった。東京からも彼と2Bで一緒だった夫婦がわざわざ手伝いに来てくれて、僕は何のストレスもなくやれれことができた。僕にもひとつ大きな目標ができた。会場となった彼のスタジオの居心地がよくて、自分もこんな場所を作りたいと決心した。人が集まれて、2階の北側に大きな窓があって、大きなストーブのある家だ。

第7回 「美術史講座」の募集

美術史講座も2月から開催します。目的は美術館巡りが楽しくなることです。講師は渡部さとるです。本講座は、例えば「ルネサンスの美術はどういうものか」ではなく「なぜルネサンスは起きたのか」に重点を置きます。個々の事例よりも流れを重視することで、歴史と美術の関わりあいを探っていきます。現代アートにいたるまでの美術の流れを体験してください。8回(隔週)の連続講座で、各回「A」と「B」の日程を設けています。ご都合のいい方で受講できます。単発参加もできますので、気軽にお試しください。単発を含め、希望の方はFacebook専用グループに招待いたします。<申し込みフォーム>form.run/@kawamuratour受講料 1回4000円 8回通し券2万7千円時間 17時から19時(希望者はその後渡部の家で食事会 2000円)<日程と講座概要>1回目 「A」2月16日(土)    「B」3月2日(土)ルネサンスってなんだ?商業の発展とキリスト教の世界観2回目 「A」3月9日/「B」3月16日(土)フランス革命が変えた美術産業革命とブルジョワの誕生が生んだ絵画の変革3回目 「A」3月23日(土)/「B」4月6日(土)世界大戦がすべてを変えたダダイズムがもたらしたもの★3月30日(土)渡部は香港ブックフェアーに参加のためお休み4回目 「A」4月13日(土)/「B」4月20日(土)アメリカファーストの時代へなぜアートはパリからニューヨークへ移ったのか5回目 「A」4月27日(土)/「B」5月11日(土)1950年から日本にだって現代アートはあった独自の進化をしていく日本のアート★5月4日(土)GWのためお休み6回目 「A」5月18日(土)/「B」5月25日(土)コンセプチュアルアートってなんだ?社会とつながりをもつ現在のアート事情7回目 「A」6月1日(土)/「B」6月8日(土)思想と哲学 難しいと思っている人が多いけれど、かなり楽しい思想と哲学の世界モダンからポストモダンへ8回目 「A」6月15日(土)/「B」6月22日(土)宗教宗教とアートは密接に繋がっていますユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、神道

1月9日 冬青イベント「写真家の本棚」

ギャラリー冬青でやっている僕の写真展では、毎週水曜日だけ21時まで開けてもらっている。昨夜は冬青企画のイベント「写真家の本棚」だった。昨年の写真展の同企画では書籍中心だったので、今年は写真集を40冊持ち込んだ。集まっていただいた皆さんに、こんなお題を出した。「この中から、あなたの好きな一冊を選んでください。次に、渡部がこの中でもっとも好きな三冊をすでに決めてありますので、それを当ててみてください。一冊でも当たった方には特製トートバックプレゼント」1時間ほど写真集を見るのだが、自分が好きと、渡部が好きだろうという両方の見方を要求される。その後一人づつ写真集をあげてもらい、なぜ選んだのか話してもらう。僕はその本を購入した背景を説明していった。人気があったのは奈良原一高、サラムーン、アレックソス、上田義彦、ロバートフランク、北井一夫など。最後に僕が好きな三冊を発表。さすがに全部当てた方はいなかったが、けっこう当てられてしまった。昨夜は写真集愛を語る会になってしまった感じだ(笑)1月16日と23日水曜日も21時まで開いています。写真集をネタに話をしにきませんか。予約は不要ですので、仕事帰りにお立ち寄りいただければうれしいです。